2011年は東京都がトップ!(2011年の駐禁はこんなだった!・その2)

< 前回(その1)からのつづき >
都道府県別にみると、年間で最も多くの取締りが行われたのは東京都(警視庁)の50万1039件、逆に最も少なかったのは、山梨県の450件だった。東京都と山梨県の格差は1113倍で、四輪車と二輪車の車種に関わらず、駐車問題が偏在していることを伺わせる。
取締りが多かった10都道府県は、東京都、大阪府、神奈川県、愛知県、兵庫県、埼玉県、千葉県、福岡県、京都府、北海道と続き、大都市を抱える場所で多くの取締りが行われている。上位10都道府県の取締件数は合計で170万3718件で、全国の88パーセントを占めた。また上位3都県だけで100万件を超えた。
※警察庁情報公開請求資料より
2011年都道府県別確認標章取付件数ランキング
順位 | 都道府県 | 2011年 | 2010年 |
1位 | 東京都 | 50万1,039 | 35万1,885 |
2位 | 大阪府 | 34万0,600 | 35万4,437 |
3位 | 神奈川県 | 19万6,945 | 22万8,362 |
4位 | 愛知県 | 16万1,843 | 19万3,581 |
5位 | 兵庫県 | 10万9,406 | 13万3,543 |
6位 | 埼玉県 | 9万4,608 | 9万3,840 |
7位 | 千葉県 | 9万1,746 | 11万0,389 |
8位 | 福岡県 | 7万3,050 | 8万4,259 |
9位 | 京都府 | 7万2,764 | 7万2,016 |
10位 | 北海道 | 6万2,117 | 6万5,009 |

2010年は大阪府が全国トップでした。
2011年は昨年2位の東京都が1位に返り咲きました。
上位10都道府県中、件数が増加したのは東京都だけです。
それにしても、東京都はよくぞ15万件も増加しましたね。
これは驚愕の数字だと思いますよ。
なぜなら、2011年から東京都では新型携帯端末が導入され、
最短でも「3分」経たないと確認標章が印刷されないという
「件数アップ」には非常に不利なシステムになったからです。
それ以前までは、1分でも印刷することができました。
それが、3分になったのです。
2分も余計に時間をかけていたら、ドライバーは戻ってきてしまいますよ。
ただでさえ、最近のドライバーは駐禁の取り締まりをすごく警戒しているんです。
しかも、東日本大震災の影響は東京都にも及びました。
特に、震災直後の3月から5月くらいまでは、交通量が激減したのです。
このような状況で、駐禁取り締まり件数を15万件も増やしたことは
奇跡に近いことだと思えてなりません。
東京都の駐車監視員のみなさん!おめでとうございました。
そしてご苦労様でした。
大阪府の駐車監視員のみなさん!今年はリベンジしてください!
それでは、2011年で取り締まり件数が1番多かったのは
何月でしょう?こたえは次回(2011年の駐禁はこんなだった!・その3)
でご紹介いたします。

■ 放置駐車取締り、194万件 (2011年の駐禁はこんなだった!・その1)
■ 新型携帯端末機・その1
■ 新型携帯端末機・その2
■ 新型携帯端末機・その3
■ 新型携帯端末機・その4
■ 新型携帯端末機・その5
■ 新型携帯端末機・その6


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| 駐禁ニュース2012 | 12:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑